10/31の晩、いつもの様に、独りぼっちで待つピッキオの元に向かいました。

いつもの様に、桜の木の枝で私を待っていたピッキオは、私をみると鳴きながら

枝から駆け下り、いつもご飯を食べる門の前に向かいました。

 

すると、我々が向かった門の前に、一匹のネズミの様に小さな子猫が、誰かが

置いていった猫缶を貪っているではないですか!

その小さな子猫は、我々が来ると怯えて柵の中に逃げましたが、猫缶に未練が

あるらしく、警戒しながら柵からジッと見ています。

私は、“怖くないから、出ておいで。一緒にご飯を食べよう!”と声を掛けました。

 

トロルは、なかなかの”ワル顔”で、3倍以上大きいピッキオにも怖がらずに挑みかかる

気の強いチビ助だった。小さいのに一匹で生きている逞しさがあった。

 

しばらくして、近くまで恐々出てきたので、さっきまで食べていた猫缶を皿に盛り、

その子猫の前に出しました。少しこちらを用心深く見ましたが、すぐにガッついて

食べだしました。きっと、かなりお腹が空いていたのでしょう。

ピッキオも、珍入者に少し驚いた様子でしたが、すぐに隣でご飯を食べだしました。

 

母猫アーシア・姉妹猫ゴブリンがいなくなってからは、いつも独りぼっちでのご飯だったピッキオ。

トロルは乱暴な闖入者だったが、少し賑やかになり、ピッキオは少し元気になった様に見えた。

 

その翌日の晩、ピッキオと桜の木の所から門に向かうと、何と、昨晩のチビ助が

我々をまっているではないですか!さては、昨日で味を占めたな!

お皿を二人分出し、ピッキオとチビ助にそれぞれご飯を上げたのですが、このチビ助、

結構好戦的で強引。

先にピッキオのお皿にご飯を入れると、何と、ピッキオを殴ってお皿を強奪。

ピッキオが顔を突き出してお皿に割り込もうとすると、前足でピッキオの顔を押さえ

つけて、自分だけ食べ続けます。その様子、まさに野生児!

温厚で優しいピッキオは、仕方なく諦めて、チビ助のやりたい様にやらせてましたが。。

 

チビ助、散々強引に食べると、サッサと柵の中に帰っていきました。。。

それを見て、ピッキオもやれやれと食べ始めました。。

 

 

ピッキオは私達が思っていた以上に優しい子猫で、トロルが自分のご飯を(殴って)強引に奪っても、

怒らずにトロルに食べさせていた。私は、先輩ピッキオに無礼なトロルをいつも叱っていたが、

トロルはこたえていなかった。

 

それから毎日ご飯を食べに来るようになった生後1か月ほどのチビ助。

チビ助もどうやら独りぼっち、ピッキオも独りぼっち、ここに晴れて、独りぼっち同士

の珍コンビが誕生したのでした。

ピッキオの相棒になったこのチビ助、名前をつけてやらねばと思い、やはりイタリア

のアーティストから拝借し、“トロル”と名付けました。

 

その数日後の昼間、私が水処理施設の横を通った時に、芝生や木陰で仲良く遊ぶ

ッキオとトロルを見かけました。

 

 

左ー昼間、水処理施設の芝生でピッキオと遊ぶトロル。トロルは、性格とピッタリの結構”ワル”顔。

右ートロルと遊んでいたピッキオ。ピッキオは、夜見るよりもシャープな猫に見えた。 

 

どうやら2匹、すっかり仲良しになった様子で、2匹のこれからに不安を感じ

ながらも、この時だけは少し安堵を感じたのでした。

 

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